ドル円 日足 出典:Bloomberg
ドル円 1時間足 出典:Bloomberg
市場が注目していたレジスタンスポイント79.55を突破したことから、いよいよ80.00の心理的ラインを意識する展開となりそうだ。ボリンジャーバンド(σ2.5)の上限がこの心理的ラインに位置していることから、テクニカル面では80.00のラインがレジスタンスとして意識されやすいと言える。また、次のレジスタンスポイントして市場が注目する80.24(11年8月4日介入時高値)もすぐ上に位置していることを考えるなら、レジスタンスゾーンの形成と80.0ブレイクの達成感により反落する可能性も考慮する必要があるだろう。オーダー状況を見ても、79.70-80.20のゾーンにはかなりのオファーが並んでいるとの観測もあり、フローの面でも80.00-80.24レベルでの攻防は激しさを増すのではないか。
一方、このレジスタンスゾーンをも突破するドル買いとなった場合は、80円ミドルに観測されるオファーを無視するかのうように、一気に80.94レベルにある週足の一目/雲の上限を目指す可能性が出てくる。
しかし、ストキャスティクスでは過熱感のシグナルが点灯しており、RSIも80%の水準に迫っていることを考えるなら、ドル円は一度反落してもおかしくない状況と言える。上記のゾーンで上値が抑えられるか、週足の一目/雲の下限(79.73)で反落した場合は、200日移動平均線を目先のサポートラインと想定し、まずは79円台を維持できるかが焦点となるだろう。80.00ラインで上値が抑えられたと想定した場合、79円台での注目ポイントは、トレンドチャンネル下限と交錯するリトレースメント23.60%レベルおよび79.00ラインに位置する38.20%レベルでの攻防だろう。オーダー状況を持ても79円ミドル以下ではビッドエリアになっていることから、テクニカルとオーダー状況の両面で79円台維持に成功すれば、80.00トライのムードは継続すると考える。
<テクニカルポイント>
レジスタンス
80.94(週足 一目/雲の上限)
80.24(11年8月4日高値)
80.00(心理的ライン)
79.73週足 一目/雲の下限)
サポート
79.38(リトレースメント23.60%レベル)
78.99(リトレースメント238.20%レベル)
78.68(リトレースメント50.00%レベル)
78.00(200日移動平均線)
ユーロドル 日足 出典:Bloomberg
ユーロドル 1時間足 出典:Bloomberg
昨日は1.30の心理的ラインを割り込んだかと思えば、その後1.31台へ値を戻すなど、ユーロドルは不安定な値動きが続いている。ただ、ここ最近の値動きで見えてきたことは、89日移動平均線と一目/基準線がテクニカル面で重要なポイントとして意識される可能性が高まってきたということだろう。特に昨日の反転を見ると、基準線が今後重要になるのではないか。今日現在で1.2974に位置しているが、徐々にボリンジャーバンドの下限が接近し、すぐ下には一目/雲の下限も位置していることも考えるなら、市場もテクニカルエリアとして意識せざるを得ないからだ。
本日も一目/基準線をサポートラインと想定し、上値は21日移動平均線と一目/転換線をブレイクするかどうかが、
ユーロのトレンドを左右しそうだ。これらに上値が抑えられるようなら、1.30の心理的ラインを含めた上記のテクニカルポイントを再び目指すと考える。
逆に突破に成功した場合は、オファーが観測される1.3180レベルから1.3200のラインが次のレジスタンスポイントとして浮上するだろう。1.3200レベルにはストップの観測がある。さらにユーロ買いが強まり、ストップがヒットしこのラインをも突破した場合、再び89日移動平均線が視野に入る、と考えるのは危険かもしれない。なぜなら、2月9日にこの移動平均線をトライしたときとは違い、本日は一目/雲の上限が1.3246レベルに位置しているからだ。1時間足にリトレースメントを重ねてみると、76.40%レベルが1.3240台に位置していることも雲の上限が意識される可能性を高める要因になるのではないか。
<テクニカルポイント>
レジスタンス
1.3281(89日移動平均線)
1.3246(一目/雲の上限)
1.3200(レジスタンスライン)
13148(一目/転換線)
1.3136(ボリンジャーバンド中心線)
サポート
1.3000(心理的ライン)
1.2973(一目/基準線)
1.2940(一目/雲の下限)
ドル円 日足 出典:Bloomberg
ドル円 1時間足 出典:Bloomberg
一目均衡表/遅行線の位置や短期レジスタンスライン(1時間足)を一気にブレイクしていることから、ドル高トレンドが強まっていることがうかがえる。しかし、ストキャスティクスでは過熱感のシグナルが点灯しつつある。また、昨日のローソク足では、約3カ月ぶりの高値圏で上影陰線が出現している。78円後半のオーダー状況を見ても、78.80以上では
オファーが並んでいるとの観測があることから、市場で意識されているレジスタンスポイント79.00ライン(昨年11月1日高値78.99)の突破は難しいと考える。
78円台後半で一度反落することを想定した場合、下値のポイントは200日移動平均線でドルが反転するかどうかだろう。今日現在で78.00ラインに位置しており、78円台を維持するという観点でも重要なテクニカルポイントとなるだろう。また1時間足ではリトレースメント23.60%レベルが78.04レベルに位置していることも、78.00ラインでの攻防が市場の関心を集める要因となりそうだ。
200日移動平均線が破られた場合、このラインのすぐ下にはストップの観測があることから、短期サポートライン(1時間足)での攻防が市場の関心を集める可能性が高い。今回のドル買いトレンドが継続するかどうかの分岐点として、このラインを維持できるかどうかが重要なポイントになると思われる。しかし、77後半にもストップが観測されていることを考えるなら、200日移動平均線が破られた時点でサポートラインのブレイクを想定し、77円前半のテクニカルエリアでの攻防を視野に入れておいた方がいいだろう。
<テクニカルポイント>
レジスタンス
79.53(昨年10月31日高値)
78.99(昨年11月1日高値)
78.66(2/15 High)
サポート
78.04(リトレースメント23.60%)
78.00(200日移動平均線)
77.58(一目/転換線)
77.38(一目/雲の上限)
77.35(一目/基準線、リトレースメント50.00%)
77.29(89日移動平均線)
ユーロドル 日足 出典:Bloomberg
ユーロドル 1時間足 出典:Bloomberg
89日移動平均線が見事にレジスタンスラインとして意識され、ユーロドルはサポートラインと一目/転換線(10、13日にユーロをサポートしてきたテクニカルポイント)をブレイクした。本日午前の動向を見ると21日移動平均線に絡んだ値動きとなっているが、この移動平均線をも完全にブレイクする展開となった場合は、1.30台の維持が次の焦点として浮上すると考える。1時間足でもその兆候がうかがえる。こちらの時間軸チャートではトレンドチャンネル下限での攻防となっているが、このラインを完全にブレイクする展開となれば、1.3090レベルや1.30ミドルレベルに観測されるストップを巻き込み、1日と6日にユーロをサポートした1.3026-28レベルでの攻防へと下値の焦点が移行する可能性がある。
ただ、1.30割れとなっても一度1.29後半で反転する可能性があるだろう。1.2973レベルには一目/基準線とリトレース
メント50.00%、すぐ下には一目/雲の下限も位置しており、サポートゾーンを形成する可能性があるからだ。直近の動向を見ると1月20日以降は基準線が意識され、2月2日から7日まではローソク足の実体ベースで雲の下限がユーロをサポートしている。
一方、上値は89日移動平均を目先のレジスタンスラインと想定し、まずは1.3200のラインを突破できる勢いを取り戻せるかが焦点だろう。1.31後半はオファー優勢の観測もありオーダー状況の面でも、このラインでの攻防に注目したい。なお、このライン付近にはオファーとストップが混在している。
<テクニカルポイント>
レジスタンス
1.3298(89日移動平均線)
1.3284(2/13 High)
1.3200(レジスタンスライン)
サポート
1.3117(21日移動平均線)
1.3026-28レベル(2月1日、6日 Low)
1.3000(心理的ライン)
1.2973(一目/基準線、リトレースメント50.00%)
1.2965(一目/雲の下限)
ドル円 日足 出典:Bloomberg
ドル円 1時間足 出典:Bloomberg
オシレーター系指標を見ると、ドル円が騰勢を強めていることがわかる。1時間足でも上昇基調の短期トレンドチャンネルを維持しながら77円ミドルトライを示唆する値動きとなっている。しかし、今年1月に入ってからの動向を考えるなら、簡単に77円ミドルレベルに到達できるとは考えにくい。レジスタンスポイントとしてドル円の上値を抑え続けた77.30レベルのポイントが、再び意識される可能性があるからだ。
日足を見ると、77.00-77.30レベルのエリアには1月にドル円の上値を抑え続けた一目/基準線と89日移動平均線が77.20を挟んで推移している。さらに今回はすぐ上に一目/雲の下限まで控えていることがわかる。一方、1時間足にリトレースメントを重ねると、50.00%(77.16)で上値が重くなっている状況がうかがえる。この状況が長く続くようなら、77.30レベルをトライする前に、一度76円台へ反落する可能性を意識した方が良いだろう。
逆にこれらテクニカルが密集するエリアを突破しても、次に控えるのは77.40レベルで反落する可能性がある。この水準には一目/雲の上限のほか、昨日上値を抑えたトレンドチャンネル上限(1時間足)がリトレースメント61.80%レベル(1時間足)と交錯している。77.00-77.30の水準と同様にテクニカルエリアを形成していることに加え、オーダー状況を見ても、77円ミドルレベルまでオファーが並んでいることを考えるなら、77.50到達はやはり険しい道のりとなるだろう。
上記のテクニカルポイントで上値が抑えられた場合、目先の下値焦点は21日移動平均線が浮上する。1時間足のトレンドチャンネル下限もほぼ同じ水準に位置しており、76円台最初のテクニカルポイントとして注目しておきたい。ただ、真の下値の焦点は、77円台上昇を演出した76.50レベルであることに変わりはない。
<テクニカルポイント>
レジスタンス
77.44(一目/雲の上限)
77.42(リトレースメント61.80%)
77.26(一目/雲の下限)
77.23(89日移動平均線)
77.16(一目/基準線、リトレースメント50.00%)
サポート
77.00
76.86(21日移動平均線、トレンドチャンネル下限)
76.50(2/7 Low)